やっくん
の
がん治療に関して、今回はいくつか書いてみようと思います。
まずは
「やっくんの現状とこれから」について(長文です)。

がんが分かってから今まで計9回、抗がん剤投与を行ってきました。
1回目…ビンクリスチン
2回目…サイクロフォスファマイド
3回目…ビンクリスチン
4回目…ドキソルビシン
5回目…ビンクリスチン
6回目…サイクロフォスファマイド
7回目…ビンクリスチン
8回目…ドキソルビシン
9回目…ビンクリスチン
回数を重ねる度、最初は分からないくらい小さくなっていたしこりが、ちょっと小さくなる、大きくもならないけど小さくもならない、8回目9回目になると2、3日で前より大きくなったり、数が増えるという状態。
素人目にみても上記の抗がん剤には耐性ができたようです。
本当にがん細胞って、いや身体の細胞って逞しい、スゴイな…と関心してしまう。
さてここにきて目指していた完全寛解は難しくなりました。
このまま上記の抗がん剤を投与していても、副作用が出るばかりで意味がない。
今後よりよい時間を作っていくためにどのような方法があるか、以前からかかりつけの先生と相談していました。
先日9月22日(木)には以前セカンドオピニオンでお世話になった
「日本小動物がんセンター」で、診察&相談もしてきました。
がんセンターでは
積極的な処置(他の抗がん剤投与)と
緩和的な処置(ステロイドのみ)を詳しく説明してもらい、家族で相談することになりました。
松田家の結論は、
緩和的な処置(ステロイドのみ)を選択することにしました。
主な理由としては、
ステロイドのみでも数カ月(1ヶ月かもしれないが)元気で過ごせるだろう。
抗がん剤投与の方が生存期間は長いかもしれないが、それでも年単位ではなく月単位。
数カ月の違いと新しい抗がん剤に対する副作用のリスクを考えたとき、既に9回の抗がん剤投与を受けているやっくんの体力(抗がん剤投与のための血管を確保するのも難しくなっている現状)を踏まえ、抗がん剤投与の選択はなくなりました。
ステロイドはどんな薬なのか気になって調べてみると、抗がん剤ではないので、がん細胞を殺すために作られた薬ではない。
ただし一部のがんでは増殖を抑制したり、がんに付随した炎症や発熱、がん細胞から分泌される物質の影響を緩和したりするとあります。
多少の副作用はあるものの抗がん剤の副作用ほどではなく、飲ませる間隔や量でコントロールができるようです。
来週からステロイドがスタート(実は今までも一日置きに飲んでいますが)します。
~おまけ~
こんなアンニュイな表情をしているかと思ったら、

こんな子どもっぽい顔もする。

本当に不思議なワンコです。
前からスルメのような噛めば噛むほど味が出るタイプだと思っていましたが、最近ますます深みが増してきた。
老犬ライフって、面白すぎる
