

この競技会は警察犬協会が主催する競技会の中で年に一度の大規模なもので、北は北海道、南は沖縄から訓練士やアマチュアが参加する、いわば日本一を決める大会です。
また決められた訓練試験を合格した犬だけに参加資格が与えられるという、他の競技会にはないルールがあります。
私は警察犬協会の手伝いとしてこの競技会に参加したことは何度かありますが、競技者として参加するのは今回が初めて。
もちろんトト君ややっくんも初参加だったため、少し早めの13日(火)の夜から霧ヶ峰に泊まり、会場での練習や雰囲気に慣れるようにしました。
15日(木)までは2頭とも落ち着いて練習していましたが、16日(金)になるとトト君が会場の雰囲気にのまれ、10M先の選別台まで行けなくなるというハプニングが…。

また私もやっくんの練習の時に本臭(犯人の臭い)を選別台に入れ忘れ、やっくんがパニックに…。

あ~、明日が本番なのに…。

それでもトト君、やっくん共に出来る限りの調整をして、本番の朝

のぼりやテントも立ち、会場は盛り上がっています。


オスはA、Bの2班に分かれて競技をすることになり、やっくんはA班の17番目(ゼッケン番号17)、トト君はB班の46番目(ゼッケン番号141)です。
まずはやっくんから。
審査員の方にゼッケン番号や犬名などを申告し、競技開始。
係りの人が布を選別台にさしている間は後ろを向いて待っています。


布の臭いをしっかり嗅がせて



1回目、2回目ともに正解。

:「えらいね、やっくん。」


これで3回目も正解なら、第二次作業に進むことができます。
さぁ、運命の3回目。
なぜか選別台の布の臭いを嗅いで、フリーズするやっくん。


調子にのって、もとの臭いを覚えていない…。」
で、このままテントの裏に逃走。
急いで呼び寄せ、落ち着かせます。



4回目は気持ちを切り替え、きちんと正解を持ってこれました。
結果は3回正解、1回失敗で、90点を獲得しチャンピオン・リザーブに入賞しました。
やってしまった二人の帰還…。

トト君の様子は、Part2へ。