2011年09月30日

やっくんの楽しい老犬ライフ⑮ ~想定内と想定外~

チームGermany(トト君犬ノアちゃん犬リボンやっくん犬 )で練習した9月28日(水)の夜。
松田家ではちょっとした事件がありました。がく〜(落胆した顔)

最後の仕事を終えてが帰宅したのは21:30頃。
やっくんはいつも通り、大人しく留守番していてくれました。𕾷

が仕事から帰宅したのは22:30頃。
そこで(あれっ、なんかいつもと違う)と気づく。いつもより大人しい。𕾵
午前中、久しぶりのトレーニングで疲れているのかも…と思いながら、念のために体温を測定。
体温39.6度(通常は38.3度)。心拍数80(通常60)。
時間は23:00。すぐに夜間救急病院に連絡することにしました。

実はセカンドオピニオンで診てもらっているがんセンター夜間救急病院もやっています。
それを知っていて、ガンの進行状況によってはこんなこともあるかと思い、セカンドオピニオンに選びました。
やっくんが発熱するのは想定内。でもこの時期は想定外。もっともっと先のことだと思っていました。

病院に着いたのは23:45頃。
やっくんのカルテもあり、発病してからの検査データーもすべて揃っているため、近況のみの説明ですぐに診察してもらえました。
敗血症を起こしていることも考えられるため、まずは血液検査。
間で急患が運ばれてきたようで、血液検査の結果が出て治療方針が決まったのが翌2:00。
敗血症にはなっていなかったため病院に預けて点滴してもらい、6:30に迎えに行くことにしました。

少し眠って6:30に迎えに行くと、熱は39.1度まで下がっていました。
まだ高めなので、かかりつけの病院で引き続き治療してもらうことになりました。
自宅に連れ帰りかかりつけの病院に行く前に体温を測ると、39.6度に上がっています。
結局かかりつけの病院に入院して治療することになりました。

今日9月30日(金)の夜、自宅に連れてきました。
病院ではご飯は食べるもののオシッコもウ◯チもせずに我慢しているようで、トイレをさせに行った際、先生と相談して連れ帰りました。
熱は39.1度。ずーっと点滴をし、薬を投与してもこれ以上下がりません。
大きくなったガン細胞から発熱している可能性があるとのことです。
食欲はあり帰宅してからご飯も食べましたが、床に置いた食器からは食べられず、手でもってあげたらがっついていました。
水も床からでは飲めなくなり(首のしこりが大きくなりすぎたためと思われます)、台を置いて高くしてあげたら飲んでいました。

このまま熱が下がらなければ、それだけで体力は落ちていきます。
でも点滴も薬も効きません。
時間も止まってくれません。
泣いても何も変わりません。
前に進むしかないのです。
posted by 管理人 at 22:59| 楽しい老犬ライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月23日

やっくんの楽しい老犬ライフ⑭ ~現状とこれから~

やっくん犬がん治療に関して、今回はいくつか書いてみようと思います。
まずはやっくんの現状とこれから」について(長文です)。

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がんが分かってから今まで計9回、抗がん剤投与を行ってきました。
1回目…ビンクリスチン
2回目…サイクロフォスファマイド
3回目…ビンクリスチン
4回目…ドキソルビシン
5回目…ビンクリスチン
6回目…サイクロフォスファマイド
7回目…ビンクリスチン
8回目…ドキソルビシン
9回目…ビンクリスチン

回数を重ねる度、最初は分からないくらい小さくなっていたしこりが、ちょっと小さくなる、大きくもならないけど小さくもならない、8回目9回目になると2、3日で前より大きくなったり、数が増えるという状態。
素人目にみても上記の抗がん剤には耐性ができたようです。
本当にがん細胞って、いや身体の細胞って逞しい、スゴイな…と関心してしまう。

さてここにきて目指していた完全寛解は難しくなりました。
このまま上記の抗がん剤を投与していても、副作用が出るばかりで意味がない。
今後よりよい時間を作っていくためにどのような方法があるか、以前からかかりつけの先生と相談していました。
先日9月22日(木)には以前セカンドオピニオンでお世話になった「日本小動物がんセンター」で、診察&相談もしてきました。
がんセンターでは積極的な処置(他の抗がん剤投与)緩和的な処置(ステロイドのみ)を詳しく説明してもらい、家族で相談することになりました。

松田家の結論は、緩和的な処置(ステロイドのみ)を選択することにしました。
主な理由としては、
ステロイドのみでも数カ月(1ヶ月かもしれないが)元気で過ごせるだろう。
抗がん剤投与の方が生存期間は長いかもしれないが、それでも年単位ではなく月単位。
数カ月の違いと新しい抗がん剤に対する副作用のリスクを考えたとき、既に9回の抗がん剤投与を受けているやっくんの体力(抗がん剤投与のための血管を確保するのも難しくなっている現状)を踏まえ、抗がん剤投与の選択はなくなりました。

ステロイドはどんな薬なのか気になって調べてみると、抗がん剤ではないので、がん細胞を殺すために作られた薬ではない。
ただし一部のがんでは増殖を抑制したり、がんに付随した炎症や発熱、がん細胞から分泌される物質の影響を緩和したりするとあります。

多少の副作用はあるものの抗がん剤の副作用ほどではなく、飲ませる間隔や量でコントロールができるようです。
来週からステロイドがスタート(実は今までも一日置きに飲んでいますが)します。𕾷

~おまけ~
こんなアンニュイな表情をしているかと思ったら、
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こんな子どもっぽい顔もする。
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本当に不思議なワンコです。
前からスルメのような噛めば噛むほど味が出るタイプだと思っていましたが、最近ますます深みが増してきた。
老犬ライフって、面白すぎるexclamation×2 𕾷
posted by 管理人 at 21:15| 楽しい老犬ライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月08日

やっくんの楽しい老犬ライフ⑬

8月6日(火)に2クール目のドキソルビシンを投与したやっくん犬
嘔吐などの副作用はまだ出ていませんが、疲れたようでグッタリです。𕾵
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最近寝姿ばかり載せていますが、本当に寝てばかりなんです。𕾹

2クール目の抗がん剤は予定通り毎週投与することができました。𕾳
1クールもこんな感じだったら、ちょっと結果は違っていたかも…と思うこともあります。
でもビンクリスチンという抗がん剤には副作用が強く出てしまうため、2クール目は小型犬並みの量しか投与していません。
副作用も出ないかわりに、リンパ腫もすくすく育ってます。ふらふら
今後どのくらいの量を投与するかは、3クール目が始まるまでに相談することになっています。

という状況ですが、副作用がないときは比較的元気なやっくんです。るんるん
ご安心ください。𕾷
またやっくんファン(いるのか?!)でやっくんに会いたい方は、意思表示してくださいね。
体調を見ながら、トレーニング時に連れていけるかもしれません。るんるん
posted by 管理人 at 00:07| 楽しい老犬ライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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